TMGN 第2回 スキルアップ研修報告

2021年11月13日(土)に山形県村山市河島山周辺にて当会の第2回スキルアップ研修(ガイディグ研修)を行いました。

講師は髙村愼司、講習生は5名。

標高194mの河島山は村山市の市街地から見て西方に位置し西側には最上川が流れる。河島山には県指定史跡で、旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡、さらに鎌倉・室町時代以後の五輪塔、板碑まで残っている貴重な文化遺跡でもある。植生も豊富で初夏にはヒメサユリなども鑑賞出来る。また散策路が整備されハイキングが楽しめる山である。今回は自宅前にある登山口から植物観察、散在する遺跡を巡りながら農村文化保存伝承館までを往復した。(標準コースタイム約2時間)

コンパクトな山域だが、ガイディング研修には適した山である。

   ・ガイディングの実践(歩き方、歩かせ方、休み方、ルートファインディング、その他ガイド技術等)

   ・リスクの発見と安全管理(さまざまなリスクの気づきと把握)

   ・ロープワーク:転倒防止のためのショートロープ、簡易ショートロープ

事前に研修山域の情報を入念に調べて参加された方、植物など得意分野をお持ちの方、歴史などいろいろなジャンルから河島山を“見る、観る、診る”いただきガイドの役割について再認識いただいたと思う。

                                     髙村愼司

「ローラー滑り台を利用してロープにつたわる衝撃を体験」
「スリングを利用した簡易ショートロープ」
「最上川を俯瞰しながら:ガイディングについて検証する」
「グループディスカッション:事故事例について」

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