2024年度第一回養成講座実施レポ
令和6年8月16日(金)~18日(日) 、
秋田県由利本荘市の鳥海山周辺で
本年度第一回目となる登山・自然ガイド養成講座が行われました。
8/16(晴れ時々小雨のち雨)
台風通過後の余波を案じつつ、
宿泊先である鳥海荘集合~オリエンテーションの後、
祓川口へ移動して講習を行った。
・祓川ヒュッテにてガイドの倫理とマナー、ルートガイディングと安全管理などの解説
・竜ヶ原湿原周回コースにてルートガイディングと自然解説技術のデモ、読図とコンパスワーク、安全管理の考え方
・宿舎に戻り、入浴・夕食の後、ガイド業務関連法、読図、気象についての机上講習
8/17(晴れ時々小雨)
雨上がりで非常に蒸し暑い天候の為、
主として宿舎裏の林内で安全管理系の講習を行った。
・ルートガイディング中に起こり得るリスクとその対処
・フィックスロープ設置、引き上げと引き下ろし、搬送、ツエルト設営と顧客のケアなど
・昼食後と夕食後に、リスクアセスメントとマネジメント、顧客配布資料、登山届についての机上講習
8/18(晴れ)
祓川口から康新道分岐までの登山道でルートガイディング実技講習を行った。
・交代でガイド役を務めてルートガイディング
・自然解説、安全管理、読図(要所要所で現在位置確認)、休憩と顧客のケア、環境配慮、コミュニケーションなど
・増水を想定した渡渉技術
・ふりかえりと各自の課題抽出、講評、解散
今回の参加者はインバウンドを含めた
アウトドアアクティビティ関連にも
従事している方(スキーガイド希望のため登山Ⅱ受検)、
ガイドツアーに数多く参加し、
ガイドに憧れて資格を取りに来た方(登山Ⅰ)の
2名での実施となった。
両名ともアウェイでの講習とはいえ、
基本的な自然解説技術が弱かったことと、
ガイド としての常時安全管理を中心に
「ガイドとして」の立ち位置や考え方、
顧客に向き合う姿勢等を伝え、
それぞれ今後の伸びしろを期待して
認定推薦を行った。